家族と笑顔で集える 開放的な住まいに満足しています

・安芸太田町の空き家バンクを利用して購入
・物件購入費用は550万
・古民家改修の実績がある建築士に依頼
・水回りを中心にリフォームし、改修費用は約900万円

家族と笑顔で集える 開放的な住まいに満足しています

安芸太田町

【自邸】

広島市内から、山県郡安芸太田町に移り住んできた野川さんご家族。空き家バンクで見つけた住居をリフォームして、小学校と保育園に通うお子さん3人と、家族全員が集えるすてきな暮らしを実現されている。買い物、交通、公共施設となんでもそろう便利な地域から、高齢化が進む安芸太田町に移り住んで、暮らしはどのように変化したのか教えてもらった。

山県郡安芸太田町に移り住んだきっかけと、住まいを決めたポイントを教えてください。

夫婦そろって田舎に住みたいと思っていて、自然の多いところで子育てをするのが理想でした。

安芸太田町上殿は、もともと主人の祖父の出身地。ご先祖のお墓参りをしていたときに、ふと「ここで暮らしたい」と思ったんです。それからは、インターネットを通して空き家バンクをこまめにチェックするように。上殿エリアに絞って、本気で検索を始めて半年経ったころ、今のこの家がアップされたのを見て、すぐ見学に行くことにしました。

物件の価格は550万円。それまでに、広島市に近い場所にも手頃な価格の物件があり、見学には行っていたんですが、通学が不便でピンとくるものがなかったんです。でもここは日当たりもよく、広さも程よく、きれいに住まれていた建物だったので即決しました。

 

 

リフォーム業者はどうやって探されましたか。

広島で古民家の実績のある業者に絞って、自分たちでインターネットを使って探しました。問い合わせたら、とても感じがよく、センスのある建築士さんで後は話がスムーズに進んでいきました。

最初に伝えたのは予算です。水回りを中心に、900万円でできることをお願いしました。

予算の中でリフォームできたのは、玄関、リビングダイニング、キッチン、トイレ、お風呂です。広島市内の設計事務所には2~3回お邪魔して打ち合わせをしましたが、細かくお話ししなくても、ポイントをお伝えしただけで、素敵にまとめていただけました。

リフォーム期間は3ヶ月程度かかりました。

母屋はご年配の女性が一人で暮らされていました。部屋数は4部屋あり、部屋をぐるりと囲むように廊下(縁側)でつながっています。現在、子ども部屋に1部屋、夫婦の寝室に1部屋、残りの2部屋はリビングダイニングとして広くつなげて使っています。

 

 

気に入っている場所はどこですか。

一番は、ダイニングキッチン。古民家の土間をイメージして設計してもらいました。ダイニングテーブルを掘りごたつのようにしたことで、子どもたちが座るとキッチンで作業しているときに目線が合うようになっています。また、キッチンに置いてある食器棚はもともと着物を収納していた和ダンス。和ダンスや水やなどきれいに使われていたものは、部屋のインテリアとしてそのまま利用させていただいています。

 

 

 

それからキッチンは、上手にコストカットした場所です。作業テーブルをつくってもらったので、システムキッチンを使わず簡素にして、もともと使っていたコンロをそのまま持ってきて据えました。

中心にあるダイニングテーブルは、主人の母にいただいた天然木の天板を生かしたものです。印象的な空間になりました。家族はいつもここに集まってくつろいでいます。

全面リフォームしたトイレやお風呂も満足しています。トイレの青い洗面ボールは主人に選んでもらったお気に入りです。

 

 

 

その後、手を加えたところはありますか。

子ども部屋をつくるため、仏壇と床の間をリフォームしました。予算は10万円。床に木を張り、空間を広く伝えるようにしています。置いている二段ベッドは、ご近所さんから「買わんでもええ、あるよ」と運んできていただきました。田舎ならではのネットワークですね。

 

 

玄関にある靴棚は、自分でDIYしました。板を丸のこで切るところから挑戦!田舎では長靴が必需品で、主人の足が大きすぎて普通の靴箱には納まらないので棚にしました。DIYの道具は、農作業の道具とともに前の住人の方が残してくださっているので、いろいろ便利に使っています。

 

 

暮らし方の変化はありますか。

主人は、転居して半年で安芸太田町の会社に転職しました。元の職場は帰宅時間が遅く、私が働こうにも難しい環境でした。私は転居と共に町役場の採用試験を受け、働き始めました。主人の職場も家から近くなり、早く帰れる職場になったことで、共働きができるようになりました。今は、お互いに働いて、帰って来てから二人でご飯を作ってと、とてもバランスのいい暮らしが実現できています。移住してきたときは、子ども2人の4人家族だったんですが、現在は一人増えて5人家族になりました。この町内には3~4人兄弟のご家族も多く、広島市内で暮らしていたら子ども3人というのは考えらえなかっただろうね、と話しています。

引っ越してきた当初は不安もありましたが、今では子育て世代とつながりができて、一緒にワイワイできたり、ご近所さんに声を掛けていただいたり、迷惑かけながらですが楽しく過ごすことができています。

 

これから挑戦してみたいことはありますか。

住まいをここへ移してからは、夏は庭でバーベキューをするなど、友人を招く機会が増えました。子どもたちがのびのび遠慮なくできるので、お誘いしやすいです。

まだ手を付けていない納屋や蔵があるので、主人は、改装してお店ができたらいいなと夢を語っています。いずれにしても十分な空間があるので、友人家族が泊まれるスペース、両親を呼んで二世帯住宅、子ども部屋、などなど用途をゆっくり考えて手を加えていきたいですね。

 

 

空き家を探されている方にアドバイスをお願いします。

空き家との出合いは、ご縁のあるものだと思います。

本気で探している人には、必ずご縁のある場所との出会いがあるはずです。私自身も、お墓参りのときに心の底からここに住みたいと、インスピレーションを受けました。それから話はとんとん拍子に進んだので、みなさんにも諦めず、探してもらいたいですね。

子育て世代の方は、ご夫婦だけじゃなくお子さんの気持ちも大切にされたいですよね。住居を決める前に、保育園や小学校を見学されると安心して決断できると思いますよ。

転居してから、家の横の小さな畑で作物を育てるのが私の楽しみになりました。子どもたちと土に触れ、ご近所さんに教えていただきながらいろんな野菜を作っています。子どもたちも野菜に詳しくなりました。葉っぱを見ただけで野菜が分かったりするので、こちらがびっくりします。安芸太田町は、自然と触れ合いながら笑顔いっぱいに子育てできる、とても良い環境です。