都会で働き、
自然の中で暮らす

Interview

広島県広島市→広島県江田島市

越智さん 佐藤さん

#島暮らし#海が近い

リモート中心の働き方に移行したことが きっかけとなり、島暮らしをスタート。 シェアハウスは、家賃も、楽しみもシェアできます!

コロナ対策として行動制限が強化されたことをきっかけに、住環境を見直す人が増えてきています。広島湾に浮かぶ江田島は、広島市にフェリーで約30分の通勤圏内。会社員として働きながら自然の近くで暮らしたい、そんな移住希望者にもってこいのエリアです。コロナ禍に移住してきたお二人に、そのきっかけから空き家の探し方、島暮らしの魅力など教えてもらいました。

—— いつから移住を考え始めたのですか。

越智さん:広島市内にある物流関係の会社の事務職として働いているのですが,2020年4月、緊急事態宣言が出て、仕事がリモート中心に。

実家は広島市内にありますが,それまでは会社の近くのアパートに住んでおり,コロナの影響で出勤が月1回になったことで,アパートの狭い部屋で仕事をする毎日になりました。

「寝に帰るだけだから」と我慢してきた私にとって、家での時間が増えたことはかなり苦痛でした。

そこで,2か月後のコロナが一旦落ち着いたとき、リモートワークはこのまま続くと踏んで、住環境を変えようと思い立ったんです。

狭いアパート暮らしだったので,住むなら広い一軒家がいいなと漠然と思っていたところ,同じ会社で働く同期が江田島で一軒家を借りて住んでいることを思い出しました。

その時に初めて江田島なら私でも通勤しながらでも,広い一軒家を借りて住めるかもと思うようになりました。

(左=越智さん、右=佐藤さん)

—— 空き家探しはどのように取りかかったのですか。

越智さん:江田島の同期の家に遊びに行った帰りに、立ち寄ったお好み焼屋さんで空き家の入居者募集の張り紙を見つけました。

別の日にその空き家を見せてもらったんですが、庭がついていなかったので断念。その帰りのフェリーで、江田島で「喫茶のら」を営む早稲田さんとばったり会いました。

 

※「喫茶のら」を営む早稲田さん

 

早稲田さんは、バイト仲間だった奥さんを介して知り合った知人です。江田島の新しいコミュニティースペース『フウド』のスタッフで移住サポートをされています。

なぜ江田島に来たのか経緯を話す流れで、空き家を案内してもらえないかとお願いしました。「紹介できるよ」と快諾いただいたので、すぐにフェリーから佐藤さんに「シェアして一緒に江田島で暮らさないか」とお誘いしたんです。

 

佐藤さん:私は同じ物流会社の営業職として働いており,コロナ後は,週1回出勤する働き方になりました。

会社の寮に住んでいたので、シェアハウスで誰かと一緒に住むことに何の抵抗もなく、誘いには二つ返事でOKしました。私も同期が暮らす場所、ということで江田島に行ったことはありましたが、そのときまで暮らすとは考えていませんでした。

そもそも北海道出身の私にとって、江田島は就職の面接で広島に来たときに、観光地を調べるまで知らなかった場所です。

—— どんな条件の物件を探されたのですか?

越智さん:広島市内へは定期的な出勤があるため,港までのアクセスは重要でした。徒歩で15分以内,駐車場があり,庭がある一軒家の賃貸物件というのが条件でした。

全部で5~6件ほど案内していただきましたが,今住んでいる家は,外観も綺麗で,水回りも古くなく,更に港も近い。2人で即決でした。

駐車スペースは当初はないと聞いており,妥協した点でしたが,結果的に駐車スペースを確保することができたため,希望は全部叶い満足しています。

 

 

越智さん:間取りは1階がLDKと8畳の和室が一部屋,2階には個室が3部屋あります。2人で住むには十分の広さです。

大家さんが近くに新しい家を建てられて空き家になった物件で、築20年ですがとてもキレイでした。トイレに難があったんですが、大家さんにお願いしたら、最新のトイレを設置してくださいました。

家は少し小高い土地にあり,周りは時々イノシシが出ることもあるような自然豊かな環境です。

 

また,家までの道中は細い坂道になっているため,軽自動車の方が移動は便利ですね。スーパーやホームセンターも島内にあり,道が細いことと,坂道のアップダウンがあることを除いて生活に不便さは感じません。

 

 

佐藤さん:家賃は,寮生活だったころと比べると若干上がりましたが、それでも広島市内で暮らすことを考えたら、広いし、キレイだし、環境もいいし。結果的に、港まで徒歩圏内で駐車場も確保できたので文句なしです。

 

越智さん:早稲田さんに出会わなかったら、空き家バンクで見つけられなかったと思います。信頼できる知人から紹介いただけて本当によかったです。

物件が決まって、引っ越すまで1か月半。同期に手伝ってもらい、短期間で転居しました。

 

佐藤さん:借りている家は、自由にリフォームができる訳ではないですが、設備が整っていて不自由はありません。大家さんも近くに住んでいらっしゃるので、困ったことがあったら何でも相談できて安心。

大家さんのお子さんたちにも、仲良くしてもらっています。地域に少しずつ溶け込んでいっている感じですね。

—— 移住生活はいかがですか。

越智さん:移住前は,狭いアパートに閉じこもってリモートワークで仕事をしていましたが,今は少し散歩すれば,海も山もありますし,自然を見ながら気分転換もできます。開放的で空気が綺麗なのもいいですね。

自然に囲まれた広い一軒家でのリモートワークは,都会のアパートにいたときよりも快適で,意を決して移住してよかったと思います。

 

佐藤さん:私はアウトドア派なので、毎日山登りや海沿いをランニングしています。自転車で島内を巡るのも、とても楽しいです。移住する前よりも身近にそういう環境があるのも嬉しいですね。

 

越智さん:私はもともとインドア派なので、家で過ごすことが多いんですが、以前よりも散歩など外に出るようになりました。

 

 

佐藤さん:移住して思ったのが,フェリー通勤の良さですね。

広島市内にも約30分で行けるだけでなく,時間どおりに運行されるし,バスや電車のように渋滞もないので座れないということもなく,意外と快適な通勤手段だと思います。

穴場ですね。今はコロナで難しいですが,帰りのフェリーではお酒を飲んだり(笑)

 

—— シェアハウスのメリットは?

越智さん:広い一軒家で暮らせることですね。引っ越し前にお互い冷蔵庫を持っていたので、2台置いてそれぞれが食費を管理。光熱費と家賃は折半しているので、負担が少ないのもメリットですね。

 

佐藤さん:もともと寮生活だったので、移住前の生活は,あまりプライバシーがありませんでした。

今の方が、二人暮らしでプライバシーは守れていますよ。料理もできるし、お風呂もゆっくり入れるし、寮での生活と比べても,とても快適になりました。

 

 

越智さん・佐藤さん:楽しみもシェアできるところがいいですね!お互いの友人を招くときは声を掛け合い、イベントも共有。楽しみが2倍になりました。

なにより、家に帰ったときに明かりがついているのがいい!ホッとします。

 

※DIYした時の写真

—— 移住をしたいと考えている方にアドバイスをお願いします。

越智さん:シェアハウスで一緒に暮らさないか、同期に何人か声をかけたんです。でも即決したのは佐藤さんだけで。「老後に島暮らしはいいけど」というコメントもありました。

私は、元気な今だから島に住めるんだと思うんです。

 

佐藤さん:若いうちに住まないと、山を登ったり、釣りをしたり、島暮らしの魅力を堪能できないと思います。歳を取ってからじゃ、体力的にできないことが増えていくはず。やってみたい、夢をかなえたい、と思ったら若いうちに行動することをおススメします。

 

越智さん・佐藤さん:今、シェアハウスは3人目募集中です!私たちと一緒に楽しく暮らしませんか。

※早稲田さんが営む「喫茶のら」の前にて